解離性(転換性)障害

疾患解説

解離性(転換性)障害 とは

心理的な原因により意識や記憶が障害されたり、運動機能や知覚に障害が出ます。
種々の客観的な検査では異常が見られない。多角的検査では理論的には矛盾するような所見が見られることがあります。
意識や記憶の症状は解離性障害、身体的な症状は転換性障害とわけてよぶことがあります。
多彩な症状が見られます。
四肢のまひ、失立失歩、失声、全盲から視力低下などの視覚症状、聴覚症状、記憶の一部の欠損から自分が誰であったかを忘れてしまう全生活史健忘まで軽症のものから重度のものまでさまざまです。
病気になることにより本人にとって辛く避けたい現実的な問題から逃げようとする傾向がみられることがあります。
(疾病への逃避)
表出される症状には象徴的な意味がある場合がある。
失立失歩といって歩けなくなるのは歩きたくないという、目が見えなくなるのは見たくない、声が出なくなるのは話したくないというような場合です。
すべての例ではないが、このようにストレスの内容と症状に関連がある場合があります。
自分自身では意図はしていませんが意図的に真似をすることが可能な症状であることが特徴です。
かつてはヒステリーという名称が使われていましたが、差別的なニュアンスをともなうという理由で現在は使われていません。
真の神経症状と転換症状の区別は専門医でも難しい場合が少なくはなく安易に転換症状と決めつけることはできません。

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