失神との鑑別 とは
失神との鑑別
失神とは脳への血流が低下することによる一過性の意識障害のことです。似たような言葉で欠神がありますがこちらはてんかん発作の一種で小児に見られる短時間の意識障害を繰り返す発作を指します。
てんかんも失神もともに一過性の意識障害をきたしますが、原因も治療も異なりますからきちんと区別する必要があります。
失神の原因疾患としては種々の不整脈、起立性低血圧、血管迷走神経反射による血流低下などがあります
てんかんでも意識障害がすべてにあるわけではなく、けいれんも必ず伴うとは限らないので失神とてんかんの鑑別は難しい場合があります。失神では意識障害が突発的であるのに対し、てんかんでは前兆を伴う場合がありより時間がかかること、失神では意識障害はすみやかに回復するのにてんかんではより時間がかかり頭痛、神経症状を伴うことが多いなどの違いがあります。検査として心電図や脳波検査は必要です。
一過性の意識障害をおこす疾患には低血糖、脳の一過性虚血発作などがあります。救急外来を担当する医師は神経疾患にくわしいとは限りません。意識障害の原因としててんかんは重要な疾患ですが、けいれんが明らかでなかった場合に見逃されることが増えているようです。注意深く問診すれば多くは鑑別が可能で適切な検査を行うことが診断に結びつきます。
疾患解説 目次
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