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集団ヒステリーをめぐって

2018.05.13

 ヒステリーという言葉は最近では使われないようになっています。ヒステロという語源が子宮を意味する言葉ですが女性だけではなく男性にも見られること、精神医学的な観点からではなく著しく感情的になるなどマイナスのイメージをもつようになり偏見や差別的なニュアンスでとらえられることがあることがその理由です。しかし集団ヒステリーという言葉は生き残っています。

 新橋駅前で集合時間に遅刻した女子高生7人が次々に過呼吸発作を起こして救急車13台が出動する騒ぎになったことがニュースで報じられていました。遅れていた生徒を教師が注意していたところ一人が過呼吸を起こして倒れました。それを見ていた生徒が次々に過呼吸症状を起こしていったということです。

 集団ヒステリーがみられるのは心理学的に結びつきが強い集団のメンバーの中です。学校のクラスメイト、寮生活の仲間、宗教団体などが代表的なものです。症状はけいれん、意識消失、過呼吸、興奮、恍惚状態など様々ですが精神医学的には解離症状、転換症状と呼びうるもので心理的な原因により生じるものです。

 強い情動刺激があった時に最初の人(発端者)に症状があらわれ、それを見ていた人(続発者)に次々と同じ症状が伝染するように起こっていきます。

 若い女性のグループが多いようです。非暗示性が高く共鳴しやすいからでしょうか。昔は修学旅行にきていた生徒がよくおこすので旅館側でも対応はわかっていたようですが最近は大騒ぎになってしまいます。

 これと似ているのが感応精神病です。密接な生活を送っている小集団で一人の妄想が他の人にも共有される現象です。集団ヒステリーは短時間のものですが感応精神病は長い間続きます。普通は妄想の内容は他の人と共有はされませんが感応精神病は例外で同じ妄想を訴えます。妄想の発端者が入院したりして切り離されると他の人の妄想は消える場合が多いと言われています。これも不思議な現象ですね。

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